あいさつ
山梨学院大学法学部教授 上條醇 先生
上條醇 先生
山梨学院に赴任してすぐにN響が甲府に来るというので、当時の県民会館に出掛けました。 そこで経験した光景は今でも忘れませんが、クラシック音楽を楽しむという雰囲気ではありませんでした。 空き缶が演奏途中に転がったり、おせんべいを食べる音がしたりして、わあーとんでもないところに来てしまったと思いました。 その後も、民放の局アナが、楽章間に挨拶に飛び出してきてしまったりして、 クラシック音楽を鑑賞する良い習慣はなかなか定着しなかったように思います。
同僚からは、山梨ではクラシック音楽が根付かないともいわれておりましたので、 これを何とか改善したいとの思いで、1997年にミュージックアカデミーを設立しました。 これは、月に1回ピアノとヴァイオリンの質の高いレッスンを提供し、 クラシック音楽の発展と普及を目指そうというミッションのもとに発足したものです。
その後諸般の事情でこの企画は中止に追い込まれてしまいましたが、 ピアノ部門に参加されたメンバーを中心に2007年に復活し、独自の運営を続け、現在に至っております。 東誠三先生のご協力とメンバーの熱意が実った結果です。
発足から26年が経ちましたが、このアカデミーから多くの優秀な人材が育ちました。 当初の目論見が徐々に果たされてきたことを嬉しく思います。 今後のご発展を期待しております。
荻原はるな
1997年、生涯学習を目的に「山梨学院ミュージックアカデミー」としてスタートしてから、 26年の月日が経ちました。2010年に名称を「山梨ミュージックアカデミー」と変更し、 自主運営による公開レッスン及び発表会を開催しています。
門下や年齢等に関係なく音楽を志す多くの受講生が東誠三先生のもとに集まり、 レッスンを通して研鑽を積み、その成果を発表してまいりました。 今後は、レッスンとともに、東先生の素晴らしい演奏を広く山梨の方々に知っていただきたいと考えております。
一流の演奏家によるレッスン及び演奏の機会を提供し、 本会の目的の一つである山梨のクラシック音楽振興にも努めてまいります。 美しい音楽は人々を幸せに導く「神様からの贈り物」であり、 その幸せのために取り組むことが私たち「山梨ミュージックアカデミー」の原点です。
この原点を大切にしながら、その実現のためにあらゆる角度から挑戦し続けたいと考えます。
三井由美
東先生の山梨でのレッスンがはじまり四半世紀、一貫して変わらないものがあります。 それは東先生の音楽に真摯に向き合う姿勢。 ただ、真面目というだけでなく、そこには、超越した幸せを感じさせる音色がある。
小さなピアニストが、その音色を受け継ぎ、立派なピアニストに花開いてゆく姿を応援したい。 そして、その音色を聴く人が幸せになってくれることを願い、 山梨ミュージックアカデミーの原点を引き継いで参ります。